婚姻届のような結婚をするという公的な書類には必ず証人というのが必要になってきます。
しかし家族がいない人や、加えて友人もいない人は誰に頼めばいいのでしょうか。
本記事では婚姻届に必要な証人は誰のことを指しているのか、証人をお願いする時のマナーについて紹介しています。
誰を証人に選んでいいのかをあらかじめ確認しておくと、いざ婚姻届を出すときに焦らずに済むでしょう。
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目次
婚姻届に必要な証人とは誰のことを指している?
婚姻届というのは、二人に関係性を公的に保証するために証人というのが必要になります。
とゆうのも婚姻届には、二人以上の成人の証人が必要と法律で定められているため、守る義務があるのです。
法律で決まっているからという理由ももちろんありますが、世の中には偽装結婚や結婚詐欺など、結婚を使って悪いことをする人がいます。
このような詐欺などの事件が横行しないように、証人が必要と定められているのです。
また婚姻届というのはお互いの戸籍が変わるという、生きていくうえでかなり重要な事柄でもあるので、それを見届ける証人というのは必要になってくるわけです。
証人は保証人という言葉と近い語感のため、勘違いする人がいますが保証人のような金銭的なリスクなどはまったくありません。
あくまで、婚姻届を提出することを証明するための人という認識なので、深く考えなくても良いでしょう。
婚姻届の証人に選ぶ人
では婚姻届の証人として選んでいい人は制限があるのでしょうか。
答えは成人であればだれでもOKです。
法律でも決まっている通り、二人の成人が証人なのであれば基本的に問題ありません。
証人を頼む可能性として誰が当てはまるかを以下で紹介していきます。
- 親族
- 親しい友人
- 信頼している人
詳しく見ていきましょう。
親族
特に家族を証人に選ぶのは一般的でしょう。
両親に限らず、兄弟や姉妹などに成長した姿を見せることができますし、なにより比較的頼みやすいというメリットがあります。
ここで勘違いしやすいのは、お互いの両親から一人ずつ証人をもらわなければいけないといったルールはありません。
相手側の両親を二人証人にすることもできます。
両親を証人にするケースが一番多いでしょう。
親しい友人
家族に頼みづらい場合や、すでに亡くなっているという理由から、親しい友人を証人に選択するケースもあります。
ここでいう「親しい友人」というのも特に決まりはありませんが、二人が結婚するきっかけになった友人であるケースが多いです。
出会いが高校なのであれば同級生に、サークルなのであればサークルの友達にといったケースもあります。
友人を証人に選ぶと友人も喜んでくれたり、結婚式のエピソードトークなどにも使えるなど副次的なメリットもあるのが特徴です。
信頼している人
家族でも友人でもないけど、信頼している人にお願いするケースもあります。
例えば自分が尊敬している上司なども含まれます。
同じ会社で出会ってよくしてくれた上司や、同じクラスだった時の担任の先生などルールが成人であること以外ない分、幅広いです。
婚姻届の証人になるというのは基本的に嬉しいことなので、感謝を伝えたい人におねがいするのがおすすめです。
婚姻届の証人を頼むときの注意点やマナー
続いて婚姻届を証人に頼むときの注意点やマナーについてご紹介します。
- 必ず事前に許可を取る
- 何か菓子折りなどを持参する
- 提出した後は必ず報告とお礼をする
確認していきましょう。
必ず事前に許可を取る
証人にお願いする際は、事前に婚姻届の証人になってほしいという許可を取るようにしましょう。
もちろん結婚というのは嬉しい報告なので、サプライズでお願いしたい気持ちもわかりますが、交際していること自体知らなかった相手にするのは迷惑になる可能性があります。
証人には「本拠地」と「ハンコ」が必要になるので、突然訪れても用意できない場合も。
ほとんどの場合は喜んでくれますが、マナーとして事前に証人になってもらう目的を伝えてから会いに行くようにしましょう。
何か菓子折りなどを持参する
証人のお願いをする時は、菓子折りを用意していくことをおすすめします。
大人の場合、何かをお願いする時には、必ずお礼として菓子折りを持っていく必要があります。
これは証人のお願いに限ったことではありませんが、数千円程度の菓子折りを事前に用意しておきましょう。
注意しなきゃいけないのは、菓子折りを高価なものにすればいいというわけではないということです。
証人というのは公的書類を提出するために必要なので、誰であってもお願いする時は丁寧にするようにしましょう。
提出した後は必ず報告とお礼をする
婚姻届を提出したら、必ず報告とお礼をするようにしましょう。
証人になったのに連絡がないのは、マナー違反です。
証人には提出したことを一番に報告し、しっかりとお礼をすることが大切です。
できれば実際に会ってお礼をするのが好ましいですが、ご時世的に難しいようであれば、電話でお礼をするのも好ましいでしょう。
婚姻届を提出する時の注意点
続いて婚姻届を提出する時の簡単な注意点になります。
必要最低限の注意点になるので、直前での確認ではなく常識として知っておくのが良いでしょう。
- 同じ性でも別の印鑑を使用する
- 訂正は二重線と捺印
- 住所はルールに従う
- 丁寧な字を記入する
確認していきましょう。
訂正は二重線と捺印
婚姻届に関係なく、公的な書類に関しては、訂正は二重線と捺印をして訂正しましょう。
便利な世の中なので修正テープや修正液などがありますが、公的書類に関しての使用はNGです。
公的な書類ははっきりと丁寧な字で記入し、訂正も決まったルールでしなければいけません。
一回で書くのが不安な方は、書くべき事項を他の紙に書いて確認しながら記入することをおすすめします。
せっかく一生に1回あるかどうかの特別な届なので、綺麗な状態で提出するようにしましょう。
同じ性でも別の印鑑を使用する
意外に知られていないのが、同じ姓でも別の印鑑を用意しなければいけません。
両親二人に証人をお願いする場合でも、それぞれ違う印鑑を使用するのが義務付けられています。
印鑑は基本的に認印や実印を利用し、シャチハタなどはNGです。
環境によって印鑑のインクの付きが悪いことがあるので、試しに他の紙でインクが付いているかどうかを確認してから捺印するようにしましょう。
また記入欄の外にも1回押しておくのもおすすめで、婚姻届の提出時は基本的に証人の同席はしないので、いざ訂正が必要になったときに一度持ち帰らなければいけないことがあります。
そのような事態にならないように、あらかじめ訂正印は押しておき、訂正に備えておきましょう。
書き方はルールに従う
公的な書類の書き方はルールとして決まっているので、それに従う必要があります。
例えば住所の場合、日常では数字の後はハイフンで省略することが多いですが、婚姻届では、〇丁目〇番…としっかりと記入しなくてはいけません。
また生年月日も、昭和生まれなら昭和、平成生まれなら平成といった和暦表示で記入しなくてはいけない決まりがあります。
これは公的な書類では基本的なことの一つなので、覚えておいて損はないでしょう。
丁寧な字で記入する
婚姻届に限らず、公的な書類は丁寧な字で書きましょう。
ましてや婚姻届といった特別な書類は、特に時間をかけて丁寧に記入する必要があります。
綺麗な字は難しくても、丁寧に書くことは誰でもできるので、大事な書類だという意識を持つことが大切です。
婚姻届の証人は信頼している人に頼むべき
婚姻届は一生に1回あるかないかの届出なので、証人は信頼している人を選ぶのが大前提です。
しかし証人と聞いてしまうと、少しリスクを感じてしまう人もいますが、その誤解を解くためにも、証人をお願いする時は誠心誠意お願いするようにしましょう。
もう一度言いますが、婚姻届は成人2人の証人がいないと受理されることはありません。
結婚するというのは幸せなことに間違いないので、婚姻届提出までに不安な気持ちは残さないようにしましょう。
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