結婚をするときに相手方のご両親に挨拶に行くのが結婚のマナーですよね。
しかしいざ結婚挨拶の予定ができたとしても何を持っていけば分かりませんし、今まで経験がない分迷ってしまうのは当然です。
本記事では、結婚挨拶時におすすめの手土産やマナーや注意点について解説しています。
この記事を見れば、予定が直前でも安心です。
これから結婚挨拶を控えている方は是非確認しておきましょう。
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目次
結婚挨拶によくあるお土産とは?
では結婚挨拶によくあるお土産というのはどういったものが一般的なのでしょうか。
定番と言われる結婚挨拶の手土産は以下の通りです。
- どら焼き
- カステラ
- もなか
- バームクーヘン
- こんぶ
- お酒
- 地元の名産品
これらを持っていけば基本的期には問題ないので、定番である理由などを確認しておきましょう。
どら焼き
どら焼きは単純に美味しいという理由で定番化されているのではなく、2つの丸がカップルや夫婦のつながりに見立てて縁起が良く、さらに甘いお菓子ということもあるので、年齢に限らず喜んでもらえることが多いです。
挨拶時に他の小さい子どもがいる場合は、あんこ以外にも選べるような味を用意しておくとより良いでしょう。
カステラ
カステラの長方形で長い形は、縁が長く続いていくといった意味合いで縁起物としてぴったりです。
切り分ける必要があるカステラの場合は、縁起が悪いのであらかじめ切り分けられているものや個包装にパッキングされているものを選ぶと良いでしょう。
またカステラは日持ちしないので、渡す際は「早めに召し上がってください」と一言添える必要もあるでしょう。
もなか
丸い最中に限り、どら焼きと同じ理由で縁起物とされています。
そのため四角いもなかではなく丸い最中を選ぶようにしましょう。
また、歯にくっつきやすいという特徴もあるので、相手方の好みや年齢に応じて選ぶことが大切です。
バームクーヘン
バームクーヘンは木の年輪に見立てているお菓子なので、末永くといった意味合いが強いのでおすすめです。
また洋菓子なので老若男女に愛されるお菓子としてぴったりです。
カステラ同様に既に切り分けられているものを選ぶようにしましょう。
こんぶ
昆布は子持ち昆布という言葉がある通り、縁起物として使われることが多い食材です。
また、昆布はもともと「広布(ひろめ)」と呼ばれており、それが「おひろめ」の語源とされている説もあるので、結婚挨拶にはぴったりの手土産なのです。
お酒
相手が日常的にお酒を飲まれる方なのであれば、お酒がおすすめです。
しかしお酒には好みがあるので、日本酒やウィスキーなど大まかな好みのリサーチは必要になってきます。
高いお酒である必要はありませんが、しっかりと選んだ理由を用意しておくとなお良いでしょう。
地元の名産品
地元の名産品がある方は、名産品を手土産に選ぶのも良いでしょう。
結婚挨拶の手土産は話のきっかけになることが多いので、ルーツのある手土産は持っていくと良いでしょう。
結婚挨拶の手土産の選び方
結婚挨拶の手土産の選び方について紹介していきます。
ある程度の常識を持って選ばないと、失礼に当たる可能性があるので注意しましょう。
- 話のきっかけになるものを選ぶ
- 「消えもの」を選ぶ
- 結婚にそぐわないものは選ばない
- 相手の好みに合わないものは選ばない
それぞれ詳しく見ていきましょう。
話のきっかけになるものを選ぶ
話のきっかけになるようなものを選ぶようにしましょう。
地元の名産品を持っていければ話をきっかけにもなりますが、すぐに用意できない人もいますよね。
であればすぐに用意できるものでも選んだ理由や品物の背景を知っておくと、手土産に時間をかけてくれたという印象を与えることもできます。
とりあえず有名なお土産を選ぶのももちろんハズレはないですが、少しこだわりを見せることも大切です。
「消えもの」を選ぶ
消えものというのは、言い方を変えると期限があるものです。
いくら自分が考えて選んだものでも、相手の口に合わなかったら捨てることになります。
しかし高価なものや捨て方のわからないものの場合、相手を困らせてしまうことにもなりますよね。
そうならないためにも、あらかじめ捨てやすいものを選ぶのがマナーです。
結婚にそぐわないものは選ばない
大前提として、結婚にそぐわないものは選ばないようにしましょう。
何かが“切れる“や”壊れる“が連想できるものは、結婚挨拶の場においてはふさわしくありません。
こだわりすぎると、マナーを失念してしまうこともあるので、縁起の良いものを選ぶのが無難とも言えるでしょう。
相手の好みに合わないものは選ばない
あらかじめ相手の好みを聞いておき、渡してから口に合わないということはできるだけ避けましょう。
せっかく長い時間をかけて選んだものが、口に合わずに捨てられてしまったら、こちら側としても悲しいですよね。
ハズレがないようにするには、あらかじめリサーチをする必要があるでしょう。
結婚挨拶の注意点
続いて結婚挨拶の注意点でs。
- なるべく当日に準備しない
- 値段設定に気を付ける
- 誰に渡すかを考える
詳しく見ていきましょう。
なるべく当日に準備しない
特別な事情がない限り、なるべく当日に用意することがないようにしましょう。
こういった特別な贈り物はあらかじめ用意しておくのが一般的です。
当日に購入していう算段を立てたとしても、当日お店がやっていなかったりして手に入れられないかもしれません。
また焦って家の近くで用意してことがわかると、相手に悪い印象与えかねません。
自分はそんな気持ちがなくても、そのように受け取られてしまうことがあるので、事前に十分な準備期間を設けるようにしましょう。
値段設定に気を付ける
値段設定も十分に注意する必要があるでしょう。
あまりにも高いものを受け取ると相手の申し訳ないという気持ちを持たせてしまい、負担を与えてしまいます。
一方であまりにも安いものを渡してしまうと、わかる人にとっては大変失礼になってしまいます。
手土産の相場は3000~5000円くらいなので、どちらにも振りきらない手土産を用意することが大切でしょう。
誰にいくつ渡すかを考える
相手の人数を予想して準備したとしても、予定より多く必要だったときに、失礼になってしまいます。
そのためなるべく色々な種類が入った個包装の物がベターでしょう。
結婚挨拶で手土産を渡すときのマナー
続いて結婚挨拶の手土産で渡すときのマナーについて紹介です。
以下を全て守っていれば特にトラブルが起きることもないのでしっかり確認しておきましょう。
- お土産を渡すのは席に着いてから
- 「つまらないものですが」はNG
- のしは必要ない
- フォーマルな恰好で渡す
それぞれ詳しく見ていきましょう。
手土産を渡すのは席についてから
手土産を渡すのは基本的に席に着いてからにしましょう。
結婚挨拶なのでつい緊張して玄関先で渡してしまうこともありますが、正しいマナーは席に着いてからです。
席について挨拶が終わったら、持ってきた袋から出して、席を立って手渡しするようにしましょう。
「つまらないものですが」はNG
よくへりくだった言い方で「つまらないものですが」と枕詞を付けることがありますが、こちらは正しいマナーではありません。
相手の好みを聞いて用意したものなのであれば「お好きだと伺ったので」などの言葉を添えるとより良いでしょう。
「つまらないものを渡すのは相手に失礼」という考え方なので、基本的にはポジティブな言葉を添えるようにしましょう。
のしは必要ない
慶事などで利用される「のし」は結婚挨拶においては必要ありません。
結婚のさらにフォーマルな場では必要になりますが、結婚前挨拶はまだ慶事にあたらないので、用意する必要はないです。
むしろ仰々しく、相手がびっくりしてしまうことがあるので注意しましょう。
フォーマルな恰好で渡す
結婚挨拶の手土産を渡すときはフォーマルな恰好をするようにしましょう。
こちらも「のし」と一緒で仰々しい恰好をする必要はありませんが、ある程度綺麗な恰好をする必要があります。
男性であれば抑え目な色のジャケットやシャツ、女性は露出を避けて華美な色は避けましょう。
結婚挨拶は印象を左右する重要な場面
結婚挨拶は印象を左右される重要な場面ですが、慶事ではないのでそこまで気負いする必要はありません。
むしろ固くなりすぎないほうが、相手の印象も良いことが多いです。
しかし振舞いや恰好どちらも崩しすぎてしまうのももちろん適切ではありません。
結婚挨拶の手土産は豪華である必要はなく、いかに相手のことを考えて選んだかどうかが重要になってきます。
相手のためにどれだけ時間をかけて考えたか伝わるように、しっかりリサーチする必要があるでしょう。
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